04/21/2008    『ドミノ』
恩田陸『ドミノ』

前にも書きましたが、田上優子だけがどうしても好きになれなかった…。
何故だろうか…。
彼女が一番平穏だからかもしれない。この日の東京駅で、彼女だけがお菓子のこと、つまり自分のことばかり考えている。
自分のことばかりといえば浅田佳代子に加えてミステリ連合会の人々もそうかもしれませんが、こちらは死ぬの生きるのの瀬戸際で大変なことになっていた。平穏でなかった。
大変なことになっている、平穏でない東京駅で、ひとり浮いている田上優子が、だから私は嫌だったんだ。そうそう。
これ、読む前に何かのレビューを少し読んだのですが、どうもイマイチ…みたいな評もぼちぼち見かけた。
恩田陸作は実は学園モノしか今までに読んだことのない私は、『ドミノ』のコメディタッチにちょっと驚いたのですが…。
きっと書き手的な感覚でいうと、解説にあるとおりパイオニア的な意味でスゴイ作品なのかもしれない。
が、読者的にはどうも現実の東京駅が舞台なのに、ありえない事の連続やコミカルさにうまく入り込めなかった気がする。
面白くなくはなかった。そんな感じ。

ドミノ (角川文庫)ドミノ (角川文庫)
(2004/01)
恩田 陸

商品詳細を見る
Secret

TrackBackURL
→http://yakanhikou4.blog43.fc2.com/tb.php/3-1a83c48a